ウツタイン大阪では1998年5月1日から、大阪府で発生した、すべての救急隊が蘇生に関わった病院外心停止症例の記録を行っています。2006年12月31日までに48000例ほど病院外心停止が発生しています。
図1のような表記をテンプレートといい、心停止の原因、心電図波形ごとの転帰がわかるようになります。このように、世界的に統一された書式で表示することで、異なる地域での救命率の比較が可能となります。心臓が原因の心停止で倒れるところを目撃され、最初の心電図が心室細動(電気ショックが有効な心電図)であった方達が社会復帰する割合は12%でした(経年的な推移は こちらをご覧下さい)。また、現場に居合わせた市民が心肺蘇生を行っていると社会復帰の割合が14.6%と心肺蘇生を行っていなかった場合の10.7%と比べて高いことが分かります。
図2は毎年の病院外心停止の発生数です。(1998年は5月からの集計であるために数値が低くなっています。)毎年およそ5000例の病院外心停止が発生し、このうち6割は心臓が原因の心停止です。この発生数を大阪府の人口で割った人口10万人に対する発生頻度は、蘇生が試みられた院外心停止で年間約60人、心臓に心停止の原因があると考えられた心原性心停止は30人から40人、目撃ありの心原性心停止は12人前後、心室細動症例は2人前後となります。
図1のような表記をテンプレートといい、心停止の原因、心電図波形ごとの転帰がわかるようになります。このように、世界的に統一された書式で表示することで、異なる地域での救命率の比較が可能となります。心臓が原因の心停止で倒れるところを目撃され、最初の心電図が心室細動(電気ショックが有効な心電図)であった方達が社会復帰する割合は12%でした(経年的な推移は こちらをご覧下さい)。また、現場に居合わせた市民が心肺蘇生を行っていると社会復帰の割合が14.6%と心肺蘇生を行っていなかった場合の10.7%と比べて高いことが分かります。
図2は毎年の病院外心停止の発生数です。(1998年は5月からの集計であるために数値が低くなっています。)毎年およそ5000例の病院外心停止が発生し、このうち6割は心臓が原因の心停止です。この発生数を大阪府の人口で割った人口10万人に対する発生頻度は、蘇生が試みられた院外心停止で年間約60人、心臓に心停止の原因があると考えられた心原性心停止は30人から40人、目撃ありの心原性心停止は12人前後、心室細動症例は2人前後となります。